ダランベール法は、大きく勝つよりも小さい勝ちをゆっくりと積み重ねたい人にピッタリの方法です。この記事では、ダランベール法のやり方や必勝法をご紹介し、マーチンゲール法との比較をしています。
かじの君
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ダランベール法のやり方(賭け方と進め方)
ダランベール法を一言で説明すると「勝ったら賭け金を減らして、負けたら賭け金を増やす賭け方」です。
【ダランベール法の手順】
①ベット金額を決める(5ドルを例に説明)
②勝率50%のゲームを選ぶ
③1ゲーム目で勝ったら次のゲームで賭け金を1減らして、4ドルベット(5-1)
④1ゲーム目で負けたら次のゲームで賭け金を1増やして、6ドルベット(5+1)
『勝ったら減らして、負けたら増やす』と意外にもシンプルな方法。ゲーム始めてから終えるまで、ずっとこの繰り返しです。
ただすべて頭の中で計算しながらだと、ゲームの回数が増えるにつれて分からなくなります(汗)。紙に書きながら進めていきましょう。
マーチンゲールと異なり、負けた場合には賭け金を1単位だけ増やす(勝った場合は1単位減らす)手法である。
ダランベール法のやり方を動画で実演
ダランベール法を実践した動画です。
間違えることなく挑戦したい方はぜひご覧ください。
文章で読みたい人はこちら(ダランベール法のやり方)
ダランベール法のやり方を文章で解説します。
1.最初のベットです。今回は5ドルを賭けました。そして、増減額は1ドルとします。
※実際には何ドルでもOKです。資金力に応じて賭けてください。
2.負けました。
3.先ほど負けてしまったので、次は賭け金を1ドルプラスして6ドルを賭けます。
4.さらに負けてしまいました。
5.次もさらに1ドルプラスして7ドルを賭けます。
6.またもや負けてしまいます。
7.次も1ドルプラスして8ドルを賭けます。
8.ようやく勝てました。
9.勝ったので次は賭け金を前回の8ドルから1ドル減らして7ドル賭けます。
10.タイ(引き分け)ですので、賭け金は返却されます。なのでカウントせずに再び7ドルを賭けます。
11.勝ちました。
12.先ほど勝ったので賭け金をさらに1ドル減らし6ドルを賭けます。
13.勝ちました。この時点で最初の負けを挽回し収益は+3ドルです。
14.勝ったので次も1ドル減らして5ドル賭けます。
15.勝ちました。
16.勝ったので次も1ドル減らして4ドルを賭けます
17.勝ちました。
18.さらに1ドル減らして3ドルを賭けます。
19.負けました。
20.負けたので次は1ドル増やして4ドルを賭けます。
21.負けました。
動画ではより詳しく説明していますので、不安な方はご覧ください。
ダランベール法を実践した結果
ダランベール法の結果『+5ドル』の利益が出ました!
全12ゲームで5勝5敗1引き分け。総賭け金62ドル、配当67ドルなので5ドルの利益となりました。
回数 | 賭け金 | 勝敗 | 配当 | 合計 |
1回目 | 5ドル | × | 0ドル | -5ドル |
2回目 | 6ドル | × | 0ドル | -11ドル |
3回目 | 7ドル | × | 0ドル | -18ドル |
4回目 | 8ドル | 〇 | 16ドル | -10ドル |
5回目 | 7ドル | – | 7ドル | -10ドル |
6回目 | 7ドル | 〇 | 14ドル | -3ドル |
7回目 | 6ドル | 〇 | 12ドル | +3ドル |
8回目 | 5ドル | 〇 | 10ドル | +8ドル |
9回目 | 4ドル | 〇 | 8ドル | +12ドル |
10回目 | 3ドル | × | 0ドル | +9ドル |
11回目 | 4ドル | × | 0ドル | +5ドル |
机上の空論ではなく、うまく活用できれば実践に使えるベット方法です。
資金に余裕がある人は、賭け単位をアップしてもOK!
上記の例では、1ドルの増減でゲームを進めました。もし資金が潤沢にあるならば‥この賭ける単位を1ドルでは無くて5ドルなど金額を上げてもOKです。
要は、『勝ち→減らす・負け→増やす』これがベースとなるルールです。勝ち負けによる増減のタイミングさえ押さえておけば大丈夫。たくさんベットできる人は挑戦してみてください。
豆知識:ダランベール法は数学者発案
さて、このダランベール法は数学者でもある<ジャン・ル・ロン・ダランベール>という人が18世紀に生み出した必勝法です。数学以外にも哲学や物理学の学者でもある…まさに天才と呼ばれる人で、ダランベール法というのもこの人の名前が由来です。
ダランベール法が有効なカジノゲーム
ダランベール法は、勝率50%のゲームに使うことができます。
ルーレット(赤黒)やバカラが最適
オンラインカジノ内であれば、ルーレットの赤黒や奇数偶数・プレイヤーとバンカーどちらかが勝つかを予想するバカラなどがピッタリ。
これらのように2つのうち1つを予想するゲームならば、ダランベール法の効果が大いに発揮されます。
逆にルーレットのダズン・コラムベットなど勝率1/3とされるゲームでは、ダランベール法は使わない方が良いでしょう。
ダランベール法が勝ったら賭け金減→プラス収支になる理由
ダランベール法は、勝てば賭け金を「減らして」います。「利益を確定させたいのであれば、勝った時こそ増やすのでは?」と考える人もいるかもしれません。現に私もそうでした。
しかし、この必勝法は負けが多くても利益をGETできます(プラス収支で終わる)。なぜこの仕組みで、それが可能なのでしょうか。
負けたら増やすので、バランスが取れる
もしこのダランベール法を使っていて、負けても「そのまま賭け金を変えない」のであれば…プラス収支にはなりません。負けた時に賭け金を(勝った時の反対)増やすことで上手くバランスを取っているのです。
大勝ちはできないものの、増減を繰り返すことで最終的には(少なくても)利益を残せるとダランベール氏は発見したわけです。
長く続けるほど、勝ち負けの回数に差がなくなる
勝率50%のゲームであっても、現実には連勝したり連敗したりと(その時々で)偏りがありバラバラです。
しかし長くゲームをし続けるほど、連続しての勝ち負けの回数平均的になるという『大数の法』が働きます。
どちらも同じくらいの回数に落ち着き、仮に勝ち負けを交互に繰り返しても利益が出るんです(大儲けはできませんが)。
Point!長~く楽しむべし
最初に連敗を期すと物凄く落ち込みますが、そこを乗り切ってさらにゲームを続けましょう。ダランベール法は勝ち:減らす・負け:増やすという賭け方なので、長く続けていればどこかでは必ずプラス収支になるのです。
私的感覚ではありますが、短いスパンよりも長いスパンの方が<ゆるりと>落ち着いて賭けていけるのでは無いかなと思います。このダランベール法が皆さんのプレイスタイルに合うと良いのですが。
ダランベール法の3つのメリット
長期戦覚悟!?とも言われるダランベール法。この章では、良い点(メリット)を3つ紹介します。
1.ゲーム中にも資金の減りは緩やか
ダランベール法の進め方はベット額を+1or-1のいずれかにすれば、ゲーム中に賭けるお金は緩やかに増減します。増減ベースを1にするならば勝敗にかかわらず動くお金は<1>が基準なので、急激に増えたりもせず減ったりもしません。
ただし、これが5ドル・10ドルになると、場合によっては急降下してしまうこともあります。
増減単位をアップする人は注意が必要です。
2.誰にでもリスクが少なくて済む
必勝法と言われるとリスクを冒して→利益を得る印象が強いですが、このダランベール法では増減する金額を最低限の<1>にすることでリスクを少なくできます。いわゆる、ローリスクです。
リスクが高いからといって「必ず儲けることができる」という‥必ず・絶対は無いですから。オンラインカジノが初めての人も慣れた人も、誰にでもリスクが少ないというのはダランベール法の最大のメリットと言えると思います。
3.手持ちのお金が少なくてもOK
増減ベースが1ならば<1>しか動かない場合は、緩やかなお金の流れです。これは別視点で見ます時に、手持ちのお金(軍資金)が少なくても全く問題ないことを意味します。
20回ゲームするとして、マーチンゲール法とダランベール法(負けたら倍額を賭ける方法)で比較してみましょう。
マーチンゲール法では、負ける度に(前ゲームに賭けた)2倍の額をベットします。
すると、10回負けたあたりで賭け金が64倍となり、最初は1ドルでも最後は64ドル賭けないといけない状況になります。
しかしダランベール法なら、負けても+1のみ!
なので資金が不安な方でも手を出しやすい必勝法です。
ダランベール法の3つのデメリット
他の必勝法と比べて安定志向なダランベール法。
しかし、『1の増減』が時によって裏目に出ることもあります。ここでは、3つの欠点(デメリット)をまとめました。
1.連敗が続くと一回勝っても回収不可
負けて1増やし→勝って1減らすダランベール法では、連敗して失ったお金を1回だけの勝ちでは取り戻すことができません。連勝し続けて徐々に損失分を回収→利益を出していくやり方だからです。
負けた時に2倍賭けるマーチンゲール法だと、1回勝てば負けた分はチャラにできます。しかしダランベール法の増減幅は少ないため、1回勝ったところで(損失分の回収が)難しいのが難点です。
2.短期勝負には不向き
ベット額が1しか動かない『カメさん必勝法』のため、短期で一気に勝負をかけたい人には向いていません。大数の法則の次に書いたPoint!のように、長く楽しむことがダランベール法を効果的に使うキーとなります。
3.一気に儲けることはできない
上記2つの欠点と繋がります。大数の法則が働くと言ったのを覚えていますか?長くプレイするほど勝ち負けの回数が等しくなっていき、少額ではあっても利益が出ます。
短期勝負に向いていないダランベール法では、物理的にも『一気に』儲けることはできないと考えてください。利益が出ないとは意味が違うので、混同しないように!
ダランベール法をマーチンゲール法と比較!
ダランベール法との比較によく挙げられるマーチンゲール法、この二つの大きな違いは『賭け金の減り幅』。いわゆる軍資金です。先ほども言ったように、お金の増え方が全然違います。以下で具体的に確認してみます。
賭け金の減り方が歴然!
・ダランベール法:負けると1増やすだけ
・マーチンゲール法:負けると(前ゲームの賭け金に対し)2倍の額をベット
ダランベール法で(負けた時に)増やす額は、懐状況に応じて各々決めた額(1ドルや5ドルなど)でOK。しかしながらマーチンゲール法は負けたら2倍ベットすると決められています。
5連敗したと仮定すると、合計の賭け金は
・ダランベール法 15ドル
回数 | 賭け金 | 勝敗 | 損失 |
1回目 | 1ドル | × | -1ドル |
2回目 | 2ドル | × | -3ドル |
3回目 | 3ドル | × | -6ドル |
4回目 | 4ドル | × | -10ドル |
5回目 | 5ドル | × | -15ドル |
・マーチンゲール法 31ドル
回数 | 賭け金 | 勝敗 | 損失 |
1回目 | 1ドル | × | -1ドル |
2回目 | 2ドル | × | -3ドル |
3回目 | 4ドル | × | -7ドル |
4回目 | 8ドル | × | -15ドル |
5回目 | 16ドル | × | -31ドル |
以上の結果を見てわかるよう約2倍の差が出ます。ダランベール法の方が減りが緩やか=リスクが少ないという、前述したメリットの裏付けになることが分かります。
ちなみに、他に似た必勝法に『オスカーズグラインド法』があります。こちらは、勝ったときに賭け金を変えていく方法で、ローリスクで勝負し続けられます。
ダランベール法のまとめ
ダランベール法は、ゲームが勝った時・負けた時に賭け金を変えるという単純なルールです。
1回の勝ちじゃ負け分の回収はできず&大儲けはできないローリターンであるものの、資金も少なくて済むため必勝法の中でも1位2位を争うほどのローリスク。
必勝法を使ってみたい人のデビュー戦には、ピッタリです。
コツコツ地味に勝ちたい人にオススメ
コツコツ勝つ、それと合わせて『長く、ゆるーく楽しむ』!これがダランベール法を上手く使うポイントです。心に余裕を持って活用してください。
オンラインカジノの必勝法一覧 | |
>マーチンゲール法 | ★★★★☆ |
>グランマーチンゲール法 | ★★★★☆ |
>ココモ法 | ★★★★☆ |
パーレー法 | ★★☆☆☆ |
>ダランベール法 | ★★☆☆☆ |
>モンテカルロ法 | ★★★★☆ |
>グッドマン法 | ★★★★☆ |
>フラワーベット法 | ★★★★☆ |
>666戦略 | ★★★★☆ |
>ウィナーズ投資法 | ★★★★☆ |
>31システム法 | ★★★★☆ |
>3分の2ベット法 | ★★★★☆ |
>マンシュリアン法 | ★★★★☆ |
>オスカーズグラインド法 | ★★★★☆ |
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>ラブシェール法 | ★★★★☆ |
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